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美容院で10年ほどお世話になっているカラーリストの女性から、思い詰めた表情で、
「お話があります…。」と言われました。
いつもと違って、話づらそうな様子。もしかして、辞めちゃうとか?
と思ったら、現在妊娠6ヶ月で来年産休に入るんだそう。
なんだ、オメデタイお話じゃないの。
「そうだったの、おめでとう!」
と、私は思わず口にしたけれど、本人は浮かない表情のまま。
「私、仕事しかしてこなかったから、仕事を休むことが不安でたまらないんです…。」と、表情はますます曇りがかる。
彼女は19歳の時に親元を離れ、美容師の仕事を極めようと、九州から県外へ出て来ました。
見知らぬ土地で、見知らぬ人に囲まれて、自分には仕事しかなかったんだそう。
結婚して家庭を持ったと言えども、地道にやってきた仕事は彼女にとってなくてはならない物。
産休で休んでなんていられない。
仕事がない生活なんて考えられない。
出産よりも、育児よりも、仕事を休むことが不安でたまらない…。
きっと、自分の居場所を失ってしまうかもしれないことを恐れているんだろうなぁ。
美容師さんはOLとは違って、その人にしかできない技術で勝負する競争の激しい仕事だもの・・・。
誠実に、真剣に仕事と向き合って生きてきたからこその、重苦しい不安。
それほどまでに何かに打ち込んで生きてこなかった私には、居場所があるのか?
自分を待っていてくれる人が、居るんだろうか?
なんて、考えさせられました。
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はなひらもも
適応力あり、計画性のないアラフォーです。食べ歩き、写真を撮ること、ねこ、お笑いが好き。
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