恐怖のコルポスコピーと生検を終えて、結果を待つこと3週間。
生検があまりにも怖すぎたせいか、検査が終わった安堵から気が抜けてしまいました。
がんなのか異形成なのか、結果は…?
今日も不安を抱えながら、大学病院の婦人科へ乗り込みました。
診察室へ入ると、穏やかな雰囲気の男性医師からニコリとあいさつされました。
ここの大学病院の婦人科は、どの先生も穏やかで優しげです。
その点はかなりポイントが高くて、私のような小心者も安心できるかな。
男性医師「毎年、子宮がん検診を受けているんですよね?」
と、電子カルテに目をやりつつ話し始める。
私「はい。あ、でも昨年だけ受けていないんです。」
男性医師「あ、昨年だけね。えーと。それで、健康診断の子宮がん検診の結果が悪かったんですねぇ。」
私「はい。」
男性医師「それで今回、精密検査をしたということですね?」
と、電子カルテと私を交互に見つつ話を続ける。
私「はい。」(で、生検の結果は?)
男性医師「毎年検診を受けていることはいいことですねー。」
私「そうですかー。」(で、結果はどうなんだ?)
もどかしさに不満を感じ始めていたところ、ついに男性医師が切り出した。
男性医師「先日の精密検査の結果ですけど、やっぱり良くないものがみられました。四ヶ所採ったうちの一つが良くなくて…。」
と、画像を見せられる。
はて…良くないものとは?
良くないもの=がん?
ってことでいいんだよね?
私「良くないものと言うのは…がんってことですか?」
と、小心者の私はせいいっぱいの勇気を出して確認をする。
男性医師「はい。多分初期の段階だと思いますが、早いうちに見つかって良かったです!!」
男性医師がサラリと返事を返してきた。
初期って・・・私が、がん!?
へぇーーー。私、がんなんだ。
初めてのがん告知をされてもショックはなくて、どこか人ごとのように感じました。
自分の身に起きていることなのに、私の中にちっとも入ってこなかった。
男性医師は、続いて子宮頸癌には扁平上皮系と腺系の2種類があることを説明してくれました。
扁平上皮系は8割、腺系は2割で、多くの子宮頸癌の人は扁平上皮系。
私は、そのうち2割の腺系らしい。
この時点での病名は、
「子宮頸部腺癌(上皮内)」だそう。
問題は、手術。
初期の扁平上皮系は円錐切除という手術のみで済むらしいけど、腺系は円錐切除だけではがんが取りきれない可能性があるので、初期でも子宮全摘が一般的なんだとか。
なんか、ガン告知より子宮全摘って言われたことの方が衝撃を受けた。
だって、自覚症状もないし、痛くもなんともないのにいきなり子宮全摘って。
子宮がなくなるのは女性にとっては女ではなくなってしまうようで、喪失感が大きい気がする。
子宮頸がんであること、
子宮全摘すること、
仕事とこれからの生活のことが、頭の中をぐるぐる回り始めました。
次は腫瘍専門チームの先生の診察を受けることになり、翌週に予約を入れてもらって会計を済ませ帰宅。
私、大丈夫なんだろか?
私、どうなるんだろ?
つづく
子宮頸部腺癌(上皮内)〜術前検査と手術説明を受ける〜 | 気ままにhappyライフ